マルボーロ
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現在世界でベストセラーのタバコのうちの1つ。日本では縮めて「マルボロ」と呼ばれる場合が多い。メンソールのものはマルメンと略称される。地方の年配のたばこ店などでは「マルボーロ」と、菓子の丸ボーロと同一発音で呼称する場合がある。他にもパッケージの色から「金マル」、「赤マル」などと稀に呼ばれる。 また、「マールボロ ライト メンソール」のことをマルメラ・マルメンライトと呼ばれることが多い。
マールボロ・ライト・メンソールは日本たばこ協会の発表する平成18年度上半期紙巻たばこ販売実績の中で外国たばこでは首位である。
米Business Week誌のブランド価値ランキングでは、毎年上位に入っており企業名ではないブランドとしては世界トップである。

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ロンドンのフィリップ・モリス社はマールボロ、ケンブリッジ、ダービーといったタバコをアメリカ国内で販売するために1902年にニューヨークに子会社を設立した。
1924年に同社はマールボロを女性向けタバコとして「Mild As May」のキャッチフレーズで広告展開を行った。
販売当初は、女性向けのタバコとして売り出したが、全くと言って良い程売れず苦戦をしていた。実際広告で使われた当時のポスター等から、女性向けにキャンペーンをしていたのが確認出来る。吸い口が赤く着色されているのは口紅が付いても目立たないようにとの配慮であった。
その後、広告方法の大転換を行い、男のタバコとしてカウボーイをモチーフに販売戦略が取られた。これが、現在に続くマールボロの原点である。本来仕事上、一日中 馬に跨り、動物を相手にするカウボーイにとっては、火を使わない噛みタバコの方が人気なのだが、この宣伝効果によりカウボーイのタバコの代名詞になった。
第二次世界大戦中まで売り上げは伸びず、一時期市場から姿を消した。戦争の終わりまでにキャメル、ラッキーストライク、チェスターフィールドといった三銘柄がタバコ市場における確固たる地位を確保していた。
1950年代にリーダーズ・ダイジェスト誌が、喫煙と肺癌の因果関係に関する一連の記事を公表し、フィリップモリスを始めとする多くのたばこ会社はパッケージへの注意書きとフィルター付きたばこの販売を始めた。フィルター付きの新しいマールボロは1955年に発売された。
1960年代の初めにフィリップモリスは「マールボロ・カントリー」のキャッチフレーズで広告を展開し「マールボロ・メン」として知られている男性像を象徴したカウボーイを作りだした。マールボロの市場占有率は急上昇し、広告キャンペーン開始から8か月で5,000パーセント増加した。マールボロは大成功したカウボーイの広告を1950年代以来現在まで継続している。
日本に於いては日本たばこ産業がライセンス製造・販売を行っていたが、2005年4月末をもってライセンス契約を終了した。現在は米国フィリップモリス社からの輸入販売となっているが、JTが生産していたものと風味をあわせてあるためパッケージに「FOR SALE IN JAPAN」の記載がある。
黒人迫害の歴史的背景がタイトルの中に隠されているとされ、逆さまにしてあることをするとそれを印象付ける絵が浮かび上がるとされているが、このような話はタバコのパッケージにはつきもので、一種の都市伝説である。 【ウィキぺディアから参照しています】